診断を振り返る

発達障害の診断を受けたときのことを記録として書いておこうと思う。


小さい頃からなんとなくこの世に違和感があるのはあった。まあそれは別の機会に詳しく語るとして。

ツイッター発達障害系の友達ができてからは、自分もこっち側だろうと確信はしていたが、その正体を確定させたい気持ちがあった。

また当時仕事でかなり追い詰められていて、何か配慮を求められるようなポイントがないかと探したいとも思い、それが最後のひと押しになって診断を受けることを決意した。


大阪の某クリニックで申し込んで、たしかだいたい3ヶ月&3割負担で3万円ぐらいかかって診断が降りたはず。

WAIS-Ⅲだけ受けるようなやつではなく、養育者に聞き取りをしたり、MRIを受けたりと結構詳しく見てくれるような診断コースだった。なのでお金はめちゃくちゃかかったけど、まあ納得している。


やったことは、何に困っているかやどういうところが発達障害だと思うかのざっくりとした問診→なぜか難読漢字の読み方テスト→養育者と自分が書く大量の問診票→養育者を連れて行って質問攻め→全脳MRI検査→WAIS-Ⅲ→自分が質問攻め→学校の通知表を見せる→結果発表、という流れだったと思う。もうだいぶ忘れてるからちょっと違うところがあるかも。


問診(票)では、どこかで見たことのある質問に大量に答えることになった。自分ではかなり当てはまるつもりだけど、養育者(私の場合は母親を連れて行った)はあんまり何も覚えていないので悲しくなった。母親も母親で発達に問題がありそうに見えるので、そのせいかもしれない。自分と一緒=普通=印象に残らない、的な。


MRIは不思議体験という感じ。うるさいと評判だけど、私はあの音は嫌いじゃない。リズミカルな前衛音楽のような音が流れるものだから笑ってしまいそうになった。

ちなみにこれを受けたときに謎の変異が見つかって今経過観察をしているので、受けといてよかったなあと思っている。


かの有名な IQテスト、WAIS-Ⅲは頭を使って疲れるけど結構楽しい。でも2回目は受けたくないかな。2〜3時間かかるのでめんどくさい。

結果はこんな感じ。


全検査 134

言語性 129<動作性 135

言語性:言語理解 144>作動記憶 96

動作性:知覚統合 130>処理速度 116


いやもう最初結果見たとき高すぎてぽかんとした。まず私の作動記憶が人並みっていうのが信じられないし、なんなら他も全部体感より20ずつぐらいは高い。まあでも高い人については細かい数値にあまり意味はないと言われたけれども。

とはいえ、高低差の感じは実感にかなり合致していて納得。見せられたグラフのワーメモのひずみ具合が凄くて笑ってしまった。50近くディスクレパンシーがあるのはちょっとえげつない。

ただ動作性の方が高いのだけはよくわからない。運動音痴なのに。


この辺のテストを全部総合して降りた診断は、特定不能発達障害だった。中途半端にしか診断基準を満たさないということらしい。それにADHDはグレーゾーンだと言えるけど、ASDはかすりもしないとのこと。予想外だった。

得意分野で苦手分野を補って人並みのことができてるんだからいいじゃない、というようなことを言われた。

これはちょっとショックだった。頑張っても人並みになれない人がいて、その人よりは恵まれているのはわかるけど、ものすごく頑張らないと人並みになれないのもそれもまたしんどいし、その壮絶な努力を簡単に補うとかいう言葉で片付けたのはちょっとひどい。あまりにも行動主義的。


まあでもとりあえず二級市民にはなれた。手帳を取るつもりは今の所ないけれど、それでも晴れて自分の状態に名前がついた。IQが全てではないけれど、自分の謎にかなり説明がついた。診断をきっかけに状況が整理された。そういう意味では受けてよかったと思う。


結局ややこしいことになってしまったので職場には何も言っていない。どうしたものか。

どっちにしたって現実はきびしく、やっていく or DIEなのである。