暴走するメタファー

私は例えたがりだ。


たがるというか文章を書いていると勝手にイメージのほうから降ってくる。そしてひとりでに動き始める。イメージに合わせて考えのほうが調整されていくように感じられる節さえあるような。二つ前の記事が思いの外ラピュタでまとまってしまって気づいた。


なんかもう病的なくらいに、普通あんまり結び付けないものの共通点を何か見つけてしまうのだ。


この間「あなたにとってキャリアとは何ですか?」という質問をされたときに、私意識高くないからそんなこと普段は全く考えてなくて、えーっとえーっとと言っている間にとっさに降ってきた答えが「ジェンガみたいなもの」で、そのあと何でそんなこと口走ったんだろうと考えると「少しずつ積み上げていくものだが高く積み上がるにつれて選べる選択肢が狭まって進路がかたまっていく」と出てきたのでそう補足した。

質問してきた人には若干引かれた気がするし、自分でもなんじゃそりゃと思った。


前に受けたWAISには、まさにこの共通点を探す「類似」という種類のテストがある。二つの事物が言葉で伝えられるので、その共通点を見つけて言う、というものだ。

結果報告のときに細かい点数までメモっている余裕がなかったので今となっては正確な成績はわからないけれど、これは言語理解のIQの算出に関わるテストの一つである。そして私は言語理解がやたらと高い。ということは「類似」の成績も相当良くないと辻褄が合わない。例える能力についてお墨付きをもらったようなものだ。


テストでは事物Aと事物Bから共通の性質Cを言うわけだけど、実際例えるときには性質Cを持つ事物Aを性質C'を持つ事物Bに例えるわけだから、まあ掛け算と割り算みたいな関係だよね。ああまた例えてしまった。


たぶん、例え能力が高いので、いろんな面についてジャストフィットするようなものを無意識に選んで引っ張ってこれてしまうのだと思う。


メタファーが思ってたより的確でいつも思考を追い抜いていく。