マリーは代わりに落ちていった

明らかに昨日の夜から過集中している。

病院の当日予約を取って薬をもらいに行かなければいけないのだけど文章を書くのがやめられない。


特撮に「身代わりマリー」という曲がある。ブログタイトルはそこから取った。めちゃくちゃよく聴く曲ではないけどなんだか好きなのである。


メンヘラビッチだけど読書家な少女マリーが誰かの身代わりになって落ちていくという、まとめてみるとよくわからない歌詞。でもメロディもノリがいいし、ちょろっと文学ネタが入ってたりもする。


知ってる人は知ってる話だけど、私はときどき粘土で小さなマスコットを作る。それは高校生の頃に始めたことで、最初に作ったのは美術部の活動時間中だった。一つ作って完成して、壊れたら嫌だから手に持って帰ろうと思ってエレベーターに乗ったとき(私の母校は地価の高い都会の真ん中にあるので、建物の面積が狭くてやたら階数が多く、美術室は7Fにあった)、扉と籠の隙間にマスコットが偶然手を滑らせて落ちてしまったのだった。


エレベーターのあの隙間というのは実は物が落ちたが最後二度と取り出せない恐怖の深淵なのである。結構かわいくできていたマスコット第1号は永久欠番になってしまった。今も誰も顧みない暗闇の中で形を保っているのだろうか。それとも7Fの高さから落ちた衝撃で粉々になっているのだろうか。わからないけど、私はあの第1号のことを忘れたことはない。


私は落ちていったものに対して身代わりマリーを聴いて喪に服した。何かの身代わりとして落ちていったものということで名前は自然とマリーになった。他のシリーズマスコットにはっきりした名前はないけれど、1号だけが固有の名前を持っている。

そんな個人的な思い出もある。


歌詞の中では「マリーの孤独は普遍的で僕たちの共通項」というフレーズが一番好きだな。特撮を聴くような人間はたいていある面では孤独なんだけどそれはよくある孤独であって、同じようなものを抱えた人は他にたくさんいるということだと思う。もっとしょうもない言い方をすれば一人じゃないよということなんだろう。でもひねくれているのでこのくらい回りくどい言い方をされないと受け入れられない。一人じゃないよと面と向かって言われた日にはムカついてしまうだろう。うーん朝三暮四。


いい加減に文章を書くのをやめなければ…。でも仕事の山場を乗り越えたんだからと一日中ゴロゴロしてたい気持ちもある。

眠い。