つらまりブログ

つらまったりもしたけれど、私は元気です。

2018-09-01から1ヶ月間の記事一覧

冬は狐の革裘

今日は高3後期編じゃなくて号外。異動することになった。今までの環境は最高に好きだったけど、まあ仕方ない。このタイミングで「ポケットに偶然入ってたんだ」って言いながら本当は用意しておいてくれた中原中也の詩集を餞に渡されたら泣くと思う。なぜなら…

一生を闇の中で過ごすのか?

高2の夏である。夏休みの宿題の一つとして、オープンキャンパスに行ってレポートを書けというものが出た。さてどこに行くか。将来の夢というのも決まっておらず、志望校というほどの志望校もなく、それどころか志望する学部もなかったため(各学部が何をやる…

もし足がもつれても駆けてみる行けるだけ

同じ中学からその高校に行く人は私の他に1人もいなかった。進学実績に1とだけ書かれるやつである。ぼっち進学かあー、と思った。とはいえ、各中学からせいぜい数人しか来ないだろうし、クラスは7もあるのだからばらけるものだろうと軽く考えていたが、実際は…

蜘蛛の糸が降りてきたら

小学校の近くに住む子たちの中に、何人か公立中学に持ち上がりで進まない子がいることを人づてに聞いた。当時意識が低すぎて中学受験というものの存在を知らなかったので、あんまり事態をきちんと把握していなかったが、まあそういうことである。水面下で(…

221B戦記

小学校にも行っていない小さな頃から、親戚やご近所など周りの大人に褒められるといえば「お利口さん」か「絵が上手」のどちらかだった。その傾向は大人になった今も変わらない。後者は言葉通りそのままなんだけど、前者に関しては大人しくて聞き分けがよく…